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・Windowsのクレデンシャルダンプ

Last-modified: 2019-11-13 (水) 09:30:00
Top/・Windowsのクレデンシャルダンプ

・認証情報のダンプ

Windowsのクレデンシャルダンプ

Security Account Manager(SAM)への攻撃

SAMはローカルアカウントのデータベースです。ツールを使ってSAMからハッシュされた認証情報を取得します。また、RegコマンドでレジストリからSAMをダンプします。アクセスにはAdministrator権限が必要です。

ドメインコントローラーが利用できない場合のキャッシュログオン情報への攻撃

キャッシュログオンを実現するための DCC2(Domain Cached Credentials version 2) のハッシュを取得します。メモリ上もしくはレジストリのDCC2ハッシュはツールを使いダンプします。

Local Security Authority (LSA) への攻撃

LSAとはローカル認証やドメイン認証を実現する認証コンポーネントの中核です。このLSAに対して、SYSTEM権限(Administrator権限より上位)でツールを使い、アクセスする事で、アカウント情報へアクセスが可能となります。

ドメインコントローラーのNTDSへの攻撃

NTDSにはドメインのユーザー情報(認証情報、アクセス権)が保存されています。ドメインコントローラー上でツールを使うことでハッシュされた情報を取得できます。

SSPのプレーンテキストの資格情報

上記の攻撃はハッシュされた資格情報であり、辞書攻撃やブルートフォース攻撃でハッシュ値と合致するパスワードを取得しなければならないため、容易ではありません。一方で、WindowsはHTTPアクセスの際のダイジェスト認証(Wdigest)をはじめとする様々な資格情報を保存します。これらの情報はプレーンテキストで保存されるため、AdministratorもしくはSYSTEM権限でツールを利用することでダンプが可能です。