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・タスクスケジューラのポリシー設定 のバックアップソース(No.3)

#author("2019-12-23T17:09:04+09:00","","")
[[・Windowsタスクスケジューラ at, schtasks の悪用]]~

-MITRE ATT&CK では、緩和策として「ドメイン コントローラー: Server Operators がタスクのスケジュールを割り当てるのを許可する」の設定を推奨していますが、このポリシーはATコマンドにたいしてのみ有効です。一方で、ATコマンドはWindows 10/Windows Server 2012以降廃止されているため、効果が期待できません。~
このため、システムの特性に応じて、Schtasks.Exe をホワイトリストで制御するか、監査を強化し検出に努めます。


+タスクスケジューラ ジョブの作成、有効化の監査(グループポリシー)~
グループポリシーで [その他のオブジェクトアクセス イベントの監査のプロパティ] を設定します。
[コンピュータの構成]>[ポリシー]>[Windowsの設定]>[セキュリティの設定]>[監査ポリシーの詳細な構成]>[監査ポリシー]>[オブジェクトアクセス]>[その他のオブジェクトアクセス イベントの監査のプロパティ] で [次の監査イベントを構成する] にチェックをいれ、[成功] と [失敗] にチェックを入れます。~
これにより、新規にタスクが作成されると、[イベントビューアー]>[Windowsログ]>[セキュリティ] に [4698]-[その他のオブジェクト アクセス イベント] が登録されます。~
また、[イベントビューアー]>[アプリケーションとサービスログ]>[Microsoft]>[Windows]>[TaskScheduler]>[Operational] で  [106]-[タスクが登録されました] 、[142]-[タスクが無効になりました] が登録されます。
スケジューラ ジョブの監査対象は以下の通りです。
++タスクの登録 Event ID 106
++タスクの更新 Event ID 140
++タスクの削除 Event ID 141 
++タスクの無効化 Event ID 142
+タスクスケジューラ ジョブの作成、有効化の監査(ローカル)~
[イベントビューアー]>[アプリケーションとサービスログ]>[Microsoft]>[Windows]>[TaskScheduler]>[Operational] で右クリックし、[プロパティ] をクリックします。[ログを有効にする] をチェックし、最大ログサイズを [10240KB]以上に設定し、[イベントを上書きしないでログをアーカイブする] をチェックします。
+セキュリティログでの監査
[TaskScheduler]>[Operational] を有効にすると、[セキュリティログ] に [4698] および [4702] [その他のオブジェクト アクセス イベント] が発生します。
-[4698]-[その他のオブジェクト アクセス イベント]-[スケジュールされたタスクが作成されました。]
-[4702]-[その他のオブジェクト アクセス イベント]-[スケジュールされたタスクがアップデートされました。]


*タスクスケジューラのイベントID [#y73abf81]
[[・タスクスケジューラのイベントID]]